2] 輸送ルート・輸送機関の選択要因
a)荷主
〜時間重視の架橋利用〜
輸送機関及び輸送ルート別に選択要因を見ると、「明石海峡大橋を利用」(33.2%)、「瀬戸大橋を利用」(28.3%)ともに架橋利用のケースでは、すべて「輸送時間を短縮」を最も重視している。次いで、「納品時刻に正確」が多く選ばれており、架橋を利用するケースでは、迅速性、定時性など、時間面の要因を強く重視している。
〜コスト重視のフェリー・内航船・鉄道〜
輸送機関及び輸送ルートの選択要因として「コストが安い」を最も重視しているのは、「フェリー(本州─四国)を利用」(38.5%)、「内航船」(38.5%)、「鉄道」(32.7%)「フェリー(本州─淡路島)を利用」(30.1%)、である。
〜ドライバーの負担が小さいフェリー〜
フェリーは「コストが安い」に次いで、「ドライバーの負担が小さい」ことを選択要因として重視している。
〜まとまった量の輸送を行うときは内航船〜
特に内航船の特徴として、「まとまった量の輸送を行う」(25.7%)が重視されていることがあげられる。