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2] 観光分野の今後の見通し

a) 淡路島が京阪神圏からの優良観光・レジャー地として定着する可能性

旅行事業者の指摘にあるように、大橋開通後、淡路島の観光商品としてのランクが向上しており、今後は、京阪神圏からのバスネットワーク等の利便性の向上と相まって、さらに優良な観光・レジャー地として広く認知され、定着していくことが期待される。

b) 明石海峡大橋自体の観光価値だけに頼らない新たな観光開発の必要性

明石海峡大橋自体を目的とする観光のブームは、既に沈静化しつつあるものと考えられる。今後、増大した観光交流の維持・拡大を図るため、バスネットワーク等の利便性の向上と合わせて、淡路島、徳島県等がより魅力ある観光地として開発されていくことが期待される。

c) 四国内の高速道路整備との相乗効果

四国内の高速道路整備は、今後、ますます進められていく予定である。そのため、四国各県における観光面への影響として、さらに京阪神との交流が活発になり、新たな観光需要がでてくる可能性が考えられる。

 

 

 

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