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メタノール補給ステーションのコスト

 

供給規模

 

典型的な都市/郊外型補給ステーションのためのひとつの敷地プランは、110フィート×110フィート(33.5メートル×33.5メートル)の面積で角地に位置するもので、これを図2に示す。このステーションは3品種のガソリン貯蔵用に3つの地下貯蔵タンクと2つのポンプ設備群、そして同時に8台の自動車に補給可能な4つのディスペンサーを有する。13.5ガロン(51.1リットル)の平均的な満タン量を6分で補給するとして、図示したようなステーションは1日当たり200から400台の自動車にサービスを提供し、1カ月当たり85,000から170,000ガロン(322,000から644,000リットル)のガソリンを供給処理する。メタノール補給施設を付加する対象の候補として、この規模のステーションについて考察した。

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図2. 補給施設の用地プラン(CECマニュアルから抜粋)

 

シナリオ1:既存ステーションにメタノール設備を付加する

 

このシナリオにおいては1カ月当たり33,000ガロン(125,000リットル)までのメタノール供給能力を既存小売ガソリンステーションに付加し、ステーションの総供給処理量を増加させていくことを想定している。これは既存タンク領域から離れて、例えば図2では上部左側の場所に新規の10,000ガロン(37,900リットル)地下メタノール燃料タンクを付加することで目的を達成する。

 

 

 

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