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原油と天然ガス資源

 

原油と天然ガスの十分な埋蔵量は、予見可能な未来において、中東、ラテン・アメリカおよび旧ソ連に最も集中して存在している。これらの地域はその燃料が原油からのものか、あるいは天然ガスからのものかを無視すれば、輸送燃料の生産において重要な役割を演じ続けるだろう。原油の精製所は通常、その製品が消費される地域に設置され、このためほとんどの最終ガソリンは国内で生産される。しかしながら、工業国で使用されるメタノールの多くは輸入されている。

石油とガスの埋蔵量の予測

「確認埋蔵量」は、既存の経済および稼動状況のもとで、既知の埋蔵地から取得可能な石油とガスの量を表現するためにエネルギー会社が使う用語である。

1980年以降、世界は4000億バレル以上の石油製品を消費したにもかかわらず、原油の確認、埋蔵量は60%近く増加した。天然ガスの埋蔵量もこの20年間で約2倍に増加した。世界中で確認された原油の埋蔵量は1兆バレル以上と推定されており、現在の生産量で40年以上の供給となる。

図10.1

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原油と天然ガスの十分な埋蔵量が予見可能な未来において利用可能である。事実、確認された石油とガスの埋蔵量は過去20年間に70%以上上昇した。

 

 

 

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