これから2時間半にわたるお話の内容にインデックスをつけました
1:国際法とポリシー・オリエンテッド・アプローチ:エール対ハーバード
2:SEAPOLの成立と発展(概略)
3:SEAPOLにおけるマラッカ海峡についての議論
4:SEAPOLジェネラル・セクレタリのフランシス・ライ博士のこと
5:SEAPOLの資産的価値
6:SEAPOLのダグラス・ジョンストン博士のこと
7:国連海洋法条約を沿岸国のために生かすために
8:SEAPOLの会議にインスティテューションとして出席してほしい
以下は、質疑応答セッション
9:マラッカ海峡通航税制度だけはさけるべきだ
10:マラッカ海峡における日本財団の貢献
11:東南アジア諸国が米海軍の行動の自由を戦略的な視点から検討し直すこと
12:日本が目を覚ます2005年
13:第7艦隊がSEAPOLのマニラ会議に代表を送った経緯
14:カナダのSEAPOLに対する援助額
15:北九州でのワークショップ実施とSEAPOL事務局の実力
16:2004年にせまる国際海洋法条約のリヴュー:泥縄式管轄権拡大の動き
17:日本のプルトニウム船問題
18:2004年のレジームメーキングに向けて日本がなすべきこと
19:通行権の問題は絶対に譲ってはならない
以下は、SEAPOLに関する説明と質疑応答
20:まずはSEAPOLのミーティングに常に出席することから
21:「入会権を持つような水域」:アジア的な領土問題の解決法?
22:「SEAPOL EXPERIENCE」に沿ったSEAPOLの活動の説明(詳細)
23:外交官試験に出る「山本国際法」の問題点
24:SEAPOLの人脈ネットワークづくりのプロジェクト
25:東アジアのモデルとしてのSEAPOLのGulf of Thailand Project
26:ダブル・スタンダード船の問題
27:外交問題として浮上する可能性を秘めた船員の人権問題
以下は、日本財団からの参加者との質疑応答
28:日本財団との質疑応答:「船から海へ」
29:「海洋政策のない海洋日本」
大内 座ったままで失礼いたします。いまご紹介いただきました大内と申します。実は私は5年前から中央大学に移ってきました。私の恩師はエール大学のマクドゥーガル教授で、その方は戦後の国際法のなかにあって、最もコントラバーシャルな学者といわれましたが、去年亡くなられました。世界に巣立った弟子の中には、現在国際司法裁判所(ICJ)の長官をしているスティーブ・シュウェーベル長官がおりますし、最初のICJの女性裁判官のローザリン・ヒギンズがおります。私はそのローザリン・ヒギンズと同時期の留学生でして、70人ぐらいの留学生の中に混じっていました。