日本財団 図書館

共通ヘッダを読みとばす


Top > 社会科学 > 社会 > 成果物情報

うみのバイブル2000(上)通巻第6巻

 事業名 公海の自由航行に関する普及啓蒙
 団体名 国際経済政策調査会 注目度注目度5


唯是 そういう問題は確かにあって、それはギリギリまでいくとわからないんですね。専門家だって、本当にいいのかどうか所詮わからない。だけど、今まではとにかくやってきている。よく農業大学などには、自然志向で農業をやりたい人が来る。それでいろいろ教えて、肥料をやったり農薬を使うというと怒る。何もしなくていいんだ、そんなことではいくらやっても駄目だといって、最後に県知事に、あの教官はけしからんという手紙を出す。これには弱っちゃうという話があるんです。けれど、どこかの時点で気がつくときがくるんでしょうね。

山本 〈…聞き取れず…〉。日本は豊かだから大丈夫だろうということですか。日本人は贅沢ですから「養殖の魚は嫌だ、天然のぶりがいい」とかいいますね。

 

22:人間は一体どこへ行くのだろうか

 

唯是 豊かであるかどうかもわからない。アフリカでは、昔、家畜よりも野生の動物の方が高かった。われわれだって魚はそうでしょう。養殖より天然の方がいい。彼らは野生の動物を食べていたわけでしょう。それを畜産にしちゃったらうまくない。まずいから食べない。ところが今や野生のものは、われわれにはにおいが臭くて食べられないですね。畜産のものを食べる。そのことについて文句を言わない。人間は一体どこへ行くのだろうか、それはわからないですね。議論はそこまで突き詰めざるを得ないんです。

 

23:食料の話は狂信的な議論にふりまわされがち

 

加藤 何か一つのイデオロギーみたいなところがありますね。

唯是 そうですね。宗教に非常に近い。だから食料の話をするのは嫌なんです。うっかりそんなことを言っちゃうと、食いつかれるんです。そういう人は狂信的になっているから、いくら説明しても駄目なんです。

山本 いま困らないから言うんですね。なくなったらどうなるのか。

 

24:20年で完全に立ち遅れた日本のバイオテクノロジー

 

唯是 そうなんです。だからそこまでいっていない。日本は豊かだからね。ただこういう傾向が続くと一体どうなのか。だから20年前だったら、バイオテクノロジーというのは日本とアメリカが優性だった。ヨーロッパは遅れていた。ところがいまでは日本は、食品の問題、公害問題があって、完全に遅れましたね。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






サイトに関するご意見・ご質問・お問合せ   サイトマップ   個人情報保護

日本財団会長笹川陽平ブログはこちら

日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION



ランキング
注目度とは?
成果物アクセスランキング
138位
(33,608成果物中)

成果物アクセス数
97,132

集計期間:成果物公開〜現在
更新日: 2021年6月12日

関連する他の成果物

1.フレッドハイム論文「変貌する国際海洋秩序:国連海洋法条約の影響」
2.ピント論文「海洋法における<理想>、<皮肉>、そして<現実>」
3.ウッド論文「最近の海賊行為とその影響(海事特別レポート)」
4.ゴルド論文 「海洋法の改訂に向かって:懐疑的、楽観的?それとも理想的、皮肉的?」
5.うみのバイブル2000(下)通巻第7巻
6.培養細胞を用いた海水の濃縮毒性試験に関する調査研究報告書
  [ 同じカテゴリの成果物 ]


アンケートにご協力
御願いします

この成果物は
お役に立ちましたか?


とても役に立った
まあまあ
普通
いまいち
全く役に立たなかった


この成果物をどのような
目的でご覧になりましたか?


レポート等の作成の
参考資料として
研究の一助として
関係者として参照した
興味があったので
間違って辿り着いただけ


ご意見・ご感想

ここで入力されたご質問・資料請求には、ご回答できません。






その他・お問い合わせ
ご質問は こちら から