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うみのバイブル2000(上)通巻第6巻

 事業名 公海の自由航行に関する普及啓蒙
 団体名 国際経済政策調査会 注目度注目度5


秋元 どこを通って、どことどこの国がという問題もありますね。

唯是 そうです。でも、ないところを見ると作るのはかなり大変なんでしょう。200海里そのものを設定するのはすぐできるんでしょうけれど、回遊魚などはどう判断したらいいかわからない。そういうデータを作るのはおたくの研究所でやられたらどうですか。あるいはどこかに委託してもいいでしょう。

山本 〈…聞き取れず…〉。

唯是 それこそ大変ですね。戒厳令を敷いてやらない限り暴動になりますね。

山本 〈…聞き取れず(北朝鮮のことか)…〉。

 

16:北朝鮮の食糧問題の本質

 

唯是 そうです。北朝鮮はちょっと計算してみたけれど、1990年の初めでパンクしています。作付面積と収量と人口を組み合わせて計算すると、あれは異常気象とかいう問題ではなく、生産量に対して人口が増えているんです。日本だって、幕末に3000万人しかいなかったのがこうなったのは、やはり開放して輸入しているから成り立つわけでしょう。それを北朝鮮は鎖国してやっているから、ああいう悲惨な状態になるわけです。だからああいうところも開放すべきですね。

秋元 今の発展というか。

 

17:21世紀が豊穣の世界となる見通しは現在ゼロ

 

唯是 そうですね。世界の自給問題で、今いったようなことは20世紀農業の技術でどう克服するか。19世紀の終わりにも、先進国はみな食料に対する危機感を持ったんです。アメリカの開発が太平洋岸に達したとき、もうフロンティアはない、人口は増える。そこで、いろいろな提言が出て来たんです。クルックスという人は、化学肥料を使うことを1890年代に提案している。しかし品種改良の問題がその後にネックになって、しばらく成功しないですね。ただ、自動車が開発されて馬に代わったものだから、馬糧を作る農地が開放されて、その分だけ20世紀初頭は少しもつんです。1930年代には需給バランスは深刻になったけれど、ハイブリッド技術に成功して、今日のように過剰になった。作付け制限しなければいけないほどの増産になる。しかし、つぎの段階で公害問題が出てくる。これの克服に成功すれば、また豊穣の世界が来るのかもしれないけれど、いまはまったくそういう見通しはないんですね。

 

 

 

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