図10 年間一人あたり供給粗食料の推移・一人あたりの年間供給粗食料の推移
図11、12 食品群別摂取量
図10 食料需給表
図11 厚生省「国民栄養の現状」
表2 漁業経営体数、漁業就業者数の推移
表3 水産物自給率(南米・アフリカ・オセアニア・東欧・北米・西欧・アジア)
表4 水産物自給率(韓国・日本・中国・米国)
表5 水産物タンパク質の合計に占める割合(西欧・オセアニア・南米・北米・東欧)
表6 水産物タンパク質の合計に占める割合(アジア・アフリカ・西欧)
表7 水産物タンパク質の合計に占める割合(日本・韓国・中国・米国)
質疑応答セッション
7:排他的経済水域の線引き
8:安全保障政策無しの日本農業
9:生産量は減っても、日本・韓国・台湾の生産額は減らない
10:協同組合が抱える問題
11:スペインとイギリスの「カレイ戦争」に学ぶ
12:資源ナショナリズムが許される時代は終わった
13:クジラ・イルカ・マグロ
14:何を守るかを明確にし、文化や雇用はそのあとでの議論とすべき
15:マグロと回遊遺伝子
16:北朝鮮の食糧問題の本質
17:21世紀が豊穣の世界となる見通しは現在ゼロ
18:バイオテクノロジーで最大の問題は環境問題
19:土地の制約がなくなると自由な発想がもとめられる
20:神のみぞ知る遺伝子組替操作の帰結
21:いまの消費者運動は非常な贅沢を前提としている
22:人間は一体どこへ行くのだろうか
23:食料の話は狂信的な議論にふりまわされがち
24:20年で完全に立ち遅れた日本のバイオテクノロジー
25:タイムスパンの問題
26:価格メカニズムからわれわれは逃れられない
27:空中ブランコをやるにはセイフティネットがあった方が安心
1:食料の安全保障
水産資源も大部分は食料ですね。ですから、すこし回り道のようになりますが、水産資源の問題を考えるためには、まず食料全体の問題についてお話を始める必要があります。
ずいぶん昔になりますが、昭和40年前後に「食生活の洋風化」という言葉がさかんにもてはやされ、何でも欧米並みの食生活をすることが、栄養的にも文化的にも優れたライフスタイルであるという考え方が一般化していました。