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うみのバイブル2000(上)通巻第6巻

 事業名 公海の自由航行に関する普及啓蒙
 団体名 国際経済政策調査会 注目度注目度5


秋元 沖縄を活用すると、曽我さんのモデルで経済的面の評価ができるわけですね。

曽我 そうですね。

 

2:世界中から1$/Bで沖縄に石油をはこぶ

 

秋元 私などは防衛研究所にいますと、どうしても安全保障の面からの輸入システムを考えてしまう。石油の安定供給というと、どこからもってくるか。供給先をどこにするか。それからそれを運ぶのはどこの船でどこを通るかというところを考えがちなんです。どこからどこの船で持ってきてというのが大きなことになってしまう。

曽我 これは私の、今のところの理想論ですが、狙いたいテーマは世界中から1$/B、すなわち中東原油を持ってくるのと同程度以下ぐらいのコストで、世界中から沖縄に到着させることです。そういうシステムを考えてもいいのではないでしょうか。60億ドル、100億ドル近いようなリスクを、十年に一回とか二十年に一回こうむることを考えれば、それを原資にしてそういうことを作ってもいいのではないかと思うんです。

作る時には中国も一緒にして、特に南部の人たちとかと一緒にやる。彼らは沖縄を捨てがたく、沖縄と一緒に生きていかなければいけない。そういう意味では、セキュリティ上も非常にいい方向にいくのではないかという感じがしているんですが、どうでしょうか。

たまたま沖縄には、今600万KL程度の原油基地があります。ガルフが最初に作ろうとした空き地も残っています。その上、まだまだ作れる可能性がある。先ほど「水を帰り船に」というお話をしましたが、水を返すというふうなことをやっていますと、これは知らず知らずのうちに日本の国益を増進することがある。というのは、サウジに、水を作るための設備を作らないことになりますね。年間数億トン運べるようなバラストタンクの量の話なんですけれども、「沖縄に原油を持って行くと、そのお返しに水をくれるぞ」という仕組みで、歯止めをかけると、サウジに新幹線を作るよりは、もっと日本のセキュリティ上は効果があるのではないかと感じています。

 

3:「沖縄から国内に運ぶ」追加的コスト

 

川村 ハブ港の位置の問題でコメントします。中国との協力、あるいは、地域の協力関係の枠組みを作る面から言うと、例えば国内の面から、沖縄にハブ港を作った場合に、「沖縄から国内に運ぶ」追加的コストがかかるわけです。これは今でもネックになっていますが、そのへんのところでどう調和をとるかということですね。

 

4:ドリンキング・ウオーターの備蓄

 

それから水の問題ですけれども、沖縄は不足なんですね。でも、ちょっと上の屋久島には有り余る水がある。だから、もうちょっとひとひねりしたら面白い。

曽我 ひとつ目は、私はジャパンエナージー出身なんですが、水島製油所、これは日石三菱とジャパンエナージーと二つ大きなリファイナリーがありますけれども、そこの港は30万トンタンカーは入らない。

 

 

 

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