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防衛研究所 高井晉第2研究室長…国際平和活動等担当

ご指導頂いている方

IOI名誉議長エリザベス・M・ボルゲーゼ博士…オーシャン・ガバナンスと海洋管理

海洋問題世界委員会副会長 鈴木淑夫衆議院議員(自由党)…IWCOとの関連事項

ハーバード大学客員研究員 秋山昌廣元防衛事務次官…安全保障・防衛政策関連

国連大学 グレン・パオレット博士…資源・環境問題との関連事項

東海大学法学部 井口武夫教授…国際関係・外交との関連事項

 

(実績)

平成8年度では、冷戦後の海洋を巡る安全保障環境を考察すると共に、国連海洋法条約に基づく海洋秩序の新たな基本、海外における同種の研究に関する情報を収集し、OPKの概念を構築した。平成9年度には、防衛研究所において、OPKをテーマとした国際海洋シンポジウム、「オーシャン・ガバナンスとアジア太平洋地域の海洋安全保障協力−海洋安定化と信頼醸成のためのOPK−」を、アジア太平洋地域とイギリスを含めた9カ国から海洋問題に関わる研究者を招聘して開催し、「東京アピール」を採択した。この国際会議の開催、OPKの提唱、「東京アピール」が、同年11月にケープタウンで開催された海洋問題世界委員会(IWCO: Independent World Commission on the Oceans)の総会で紹介され、IWCOが国際海洋年にあたる1998年の国連総会に提出する提言書、“Ocean, Our Future”の第1章(安全保障の部)に、OPKの考え方が取り入れられた。平成10年度には、日米中露の北東アジアの枠組みによる海洋シンポジウム、「海洋安定化のための安全保障協力−OPKの促進−」を、冷戦時代に対峙した海軍司令官等を招聘して開催した。本国際海洋シンポジウム開催当日は、リスボンにおいてもIWCOの最終総会が開かれており、東西で海洋に関する国際会議が同時に開催される形となった。IWCO最終総会では、国連総会への提言書が採択され、第1章にOPKの発想が盛り込まれた。IWCOによる国連への提言書は、12月の国連総会で事務総長に提出された。平成11年度は、中央学院大学の主催で、OPKに関する啓蒙を目的とした海洋シンポジウム、「新たな海洋安全保障の概念」を、主として若い研究者を対象として開催した。

 

 

 

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