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うみのバイブル2000(上)通巻第6巻

 事業名 公海の自由航行に関する普及啓蒙
 団体名 国際経済政策調査会 注目度注目度5


あれを示すと「そんなに大きいのですか」という。私はそれで、「これはあなたたちが守る海なんですよ」ということを申し上げるんですけれども、それは別として、それだけの海域を持っている国であるにもかかわらず、日本人というのは海洋民族でない。結局、農耕民族ということですから、日本人はもっと海洋民族にならなければならない。やはり海洋に対する関心を持たなければならない。そういう方向でやってほしいということです。

川村 ありがとうございました。では山本さんお願いいたします。

 

70:山本誠委員の総括所見

 

山本 今日は総括をやるから、総括の所見を述べろと言われて用意してきましたので、せっかくですので2分ぐらいやらせていただきます。「文語体でやれ」といわれましたので書いたものを用意して参りました。

 

これまで海に関連する事項として、「海洋環境」「海運」「エネルギー」「漁業」、さらにこれらに直接的・間接的に影響を与える「海洋法」「海洋調査」等について専門の方々からいろいろと話を聞いてスタディしてまいりました。

われわれが海洋から受ける恩恵は大きく分けて次の二つに区分できると思います。ひとつは、いわゆる豊富な資源の宝庫としての恵みであり、漁業資源や様々な鉱物資源、将来的にはエネルギー資源としての活用も考えられます。

もうひとつは、地球表面の70.8%を占める縦横無尽の大容量の交通網としての恵みであります。世界経済の根幹をなす物流を支え、その安全と地域の安定に寄与する軍事力の迅速な展開を可能にする機能として、海洋は極めて重要な役割を果たしています。

海に関するスタディを通じて私の得た結論は、広く海洋資源の活用を図り、海洋環境を保護することはもちろん重要ですが、少なくとも21世紀において貿易立国である日本にとって死活的に重要なのは、海洋の「大容量交通網としての機能」であり、すなわち「シーレーン機能を維持すること」であります。

国連海洋法条約では、現在、開発途上国を含む沿岸諸国が、資源活用や環境保護を巡る要求を拡大しています。公海における自由航行に何らかの制約を加える方向に動きつつあるような印象を受けます。

わが国はこのことについて意外と関心が薄く、政府レベルの対応も積極的ではなく、民間レベルの活動も組織化されていないのが実状のようです。

 

 

 

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