平成11年9月27日 第3回研究委員会開催
講師:十市勉・(財)日本エネルギー経済研究所理事
講師:曽我正美・(財)日本エネルギー経済研究所主任研究員
テーマ:
資源エネルギーの第一人者ふたりが3時間で解説する:海洋と石油資源入門
平成11年12月10日 第4回研究委員会開催
講師:唯是康彦教授・千葉経済大学教授
テーマ:
食糧問題の第一人者が2時間で解説する海洋資源問題:漁業資源問題入門
平成11年12月22日 第5回研究委員会開催
講師:大内和臣(中央大学教授)
テーマ:
東南アジアで一番元気な「海洋研究のNGO」SEAPOLの活動を通して学ぶ
2004年の国連海洋法条約見なおしに日本は何をすべきか
平成12年1月18日 第6回研究委員会開催
講師:平松茂雄・杏林大学教授
テーマ:
南シナ海の安全保障・講義と質疑応答2時間:南シナ海における中国の動き
4:アジア各国の研究機関と関係を構築
川村 このプロジェクトは、いまご紹介がありましたように3年間続けてまいりました。プロジェクトは単年度でそれぞれ締め切って、それぞれの成果をまとめて報告しております。5 今回は3年目ですから、本日は、平成11年度の事業の中味について申し上げます。
しかしながら、3年間のプロジェクトは、アジア各国の研究機関と関係を構築して行き、お互いに知りあい信頼関係を築き上げて行くと言う一連の大きな流れのなかにありましたので、その前に、何年かにまたがる話もしなくてはならないでしょう。
いろいろな成果がフィードバックされ、活用されていますが、例えば大内先生とご一緒しました1999年11月のマニラでのSEAPOL主催の「国連海洋法条約における群島水域での自由航行の問題に関する会議」も、じつは前年度から引き続いた話でございました。ちょっとそのことをお話しさせていただきます。
われわれが一昨年(1998年2月)に、ハワイの太平洋艦隊司令部を訪問しましたとき、「アメリカの目下最大の関心事は何か」と聞きました。すると、「インドネシア、フィリピンの群島水域の自由航行の問題が最大の関心事である」という答えが返ってきました。特に太平洋に行動するアメリカ海軍にとってこれが大きな関心事だったのです。
5 「うみのバイブル第1巻〜第5巻」がその成果物です。日本財団ホームページに掲載されており、アクセス数においてベスト10にランクされています。(平成12年1月)。