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表3-1 くじらへのプローブ装着方式の比較

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*発射装置:

イ) 射程距離と近接可能距離との関係が問題。クロスボーでは10〜20m? 新規開発のランチャー(打ち込み銃)で30m程度か?

ロ) 射手の習熟度。

※装着システムに使用するロープ類は、材質では、軽量・非吸水性が必要。ヨリの問題も操作性(使い勝手)で留意する必要あり。

**曳航ロープ:

イ) 長さでは、短いと鯨体にぶつかりやすく、長すぎると尾に絡みかねない。 (=曳航方式の根本問題の一つ)

***延伸棒/突きん棒:

イ) 現場海域でどれぐらい近接できるかが問題。

ロ) 突き手の習熟度も成功要因の一つ。

 

※発射装置(ランチャー)は通常、船に装備して打ち出す[本船打ち]が、場合によっては本船からゾディアックなどの小型ボートを海面に降ろしてできるだけ接近して打ち出すことも考えられる[ボート打ち]には以下のような問題がある。1]ランチャーに台座が必要で、これをボートに整備するのは難しい。2]空気圧を下げて肩打ちすることも考えられるが、ボート打ちの場合はクロスボー方式か突きん棒方式が適当であろう。

 

(出典:社団法人海洋産業研究会、鯨への通信・計測プローブの装着と運用に関する技術的可能性に係わる調査研究、平成11年3月、p.36)

 

 

 

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