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高度海洋監視システム(ARGO:アルゴ)計画

○気候変動と海洋変動は極めて密接な関係にあり、将来の気候変動を予測するためには海流による熱量循環等を把握することが不可欠

○アルゴ計画は、高さ約1mの海洋自動観測フロート約3千個を世界中の海にくまなく展開し、地球規模の海洋観測を行なうことにより、長期予報の飛躍的な精度向上を実現

○日・米・仏・豪・英・独・加・EU等の協力

 

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ARGOフロートによる自動観測

フロートは、

1] 水深約2千m(中層)まで潜る

2] 10日間ほど漂流する

3] 水温・塩分濃度を計測しながら海面に浮上する

4] 計測データを人工衛星を介して伝送する (この時、人工衛星はフロートの位置を割り出す)

5] 再び中層まで潜る

という一連の作業を繰り返す

 

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図2-1 ARGOSフロート計画の概要

 

 

 

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