会員は580名、活動は婦人会や小学校などの各種団体、幅広い層の町民を巻き込み、町ぐるみで現在に至っている。住民が自主的な清掃活動などを行い、町並みとともに足助川もきれいになってきている。
○資源の再確認―足助城再建
そのほかにも足助は多彩なまちづくりを展開している。足助城の発掘調査に2年の歳月を費やし、史実に基づいた中世の山城を再現した。この復元した足助城は町の新たな資源となっている。
○福祉センターによる地域振興―百年草協会
また足助福祉センター「百年草」は町の福祉センターであるとともにレストラン、ホテルのほかシルバー人材によるハム工房やパン工房を有する。このハムやパンは町の新しい特産物になっており、週末は町外から多くの人が訪れる。この施設の福祉機能は町の管轄で、ホテル、レストラン、ハム・パン工房は百年草協会が経営している。
○より高いサービスを
この他にも町の洋食屋「参州楼」を有する百年草協会の収益はより良いサービスを生み出すために使われており、足助を訪れた人が再び足助に来訪した時にはまた新たなサービスを提供できるように、繰り返し足助を訪れて欲しいという願いが込められている。
○年間を通じて活気あふれる足助へ
このような多彩な取り組みによって町並みが整備され、取り巻く自然環境も美しくなり、香嵐渓目的の一期集中型の観光地から一年を通じて多くの観光客が訪れる活気あふれる町となった。