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2. 歴史とまちづくりの沿革

 

1) 足助のはじまり

○起こり

足助の地に人間がはじめて足跡を印したのは、8,000年前の縄文時代初期の頃である。

○平安時代

平安時代には、貴族や大寺院が荘園経営を大々的に行うようになり、足助も高橋新庄として皇室領に組み入れられた。平安時代末期、高橋新庄の荘官の地位を得て、尾張国から足助へ移住したのが山田重長で、賀茂六郎ともいい足助氏を称した。

○室町時代

室町時代中期ごろまでに、町内全域に村が発生した。応永34(1427)年創建の香積寺(曹洞宗)をはじめとして、現存する普光寺・慶安寺なども室町時代の創建を伝えている。

○戦国時代

戦国時代になると足助は交通の要地であったため、戦国大名の攻防が相次いだ。天正年間(1573〜91)ころには、小城下町とでもいうべき町並みが形成されていたと推定されている。

○江戸時代

江戸時代には合計1万石で大名に列し、足助藩を称した。社会経済状態が発展するとともに物資の交流も盛んになった。信州へ通じる伊奈街道は、中山道の脇往環であったが「中馬街道」「善光寺街道」などと呼ばれて、塩などの物資運搬の道、庶民通行の道として栄えた。

幕末期には宿屋が13軒存在していたと伝えられている。

 

図 足助の自然

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○明治時代

江戸時代から明治時代にかけて宿場町・商業町・在郷町として発展した足助の町は、明治44年の国鉄中央線の全線開通によって、宿場町としての機能はなくなり、それ以来は、在郷町として東賀茂郡の中心的な存在であった。

 

 

 

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