開催県挨拶
石川県商工労働部観光推進総室長 安田慎一
本日は、財団法人アジア太平洋観光交流センターの皆様のご好意により、石川県金沢市におきまして、このワークショップを開催していただくことができました。
県内はもとより県外からも、一緒に勉強しよう、一緒に考えようではないかと、多くの方々をこうしてお迎えさせていただき、心から感謝申し上げます。
また、講師の諸先生方にも心よくご来場賜りましたことも重ねて御礼を申し上げます。
先ほど理事長さんのごあいさつの中にもありましたけれども、石川県、あるいは金沢市といえば観光という意味では指が10本あっても足りないぐらいたくさんのことを挙げることができますが、景気の低迷ということもありまして、指が10本あってもなかなか左うちわというわけにはいかないというのが現実ではないかなと思います。それだけ取り巻く環境は厳しくなっています。
一方、旅行しようとする人たちの心も、大変変わってきており、国内観光につきましては本県においては入込客数が若干の増ではありますけれども、決して安心できる数字ではないと思っております。
そういう中におきまして、本県でも海外の皆様にぜひ日本に、特に石川、金沢にお越しいただきたいという思いを込めて施策を展開させていただいております。本日は、百万石の文化、あるいは歴史、伝統、それから海、山の幸、すぐれた自然景観、これらを十分にご堪能いただくためにはどうしたらいいだろうか、そんなことを議論をする大変いい機会であると思いますし、参加されました皆様は、ぜひとも今日は、帰ってこれをやってみようじゃないか、明日からの仕事でこれを生かしていこうじゃないかと、こんなことを体いっぱいといいますか、しっかりと身につけてお帰りいただければと、そんなふうに思う次第であります。
なかなか特効薬がないというのが観光という仕事のある意味では宿命的なことかもしれませんが、きっかけ次第によっては、ぐっと伸びる、たくさんの人に喜んでいただける、そういう要素もあるのではないかと思っております。今日は、そんな意見もたくさんの皆様からいただけるのではないかなと思います。
そんなことの一つ一つをまとめあげていただきまして、ぜひとも今日の会が実りの深い会になりますように、皆様と共に一緒にこの問題を考えてまいりたい、こんな思いでいっぱいでございます。
この石川県、金沢の場所で開催をいただきましたことに心から御礼と歓迎を申し上げまして、冒頭簡単ではございますけれども、心から御礼にかえさせていただきたい次第でございます。