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あとがき

 

本調査は、民間専門家及び研究者による検討会を、平成11年度に三回開催することにより、ナホトカ号事故をケーススタディとした災害ボランティア活動に関する検討課題の整理及びその解決策についての考察を行った。その詳細については、本報告書の第五章において述べたとおりである。

なお、本検討会では、今後、国家緊急時計画に則った油汚染事件への準備及び対応の適切な実行の一環として、災害ボランティア活動が安全かつ円滑に実施されることを切に願い、特に次の二点について関係機関等に対しここに提言いたしたい。

1. 油回収等に関する専門知識・技術等を有するボランティア及びボランティアコーディネーターの育成制度、もしくはそれに替わる手法確立の早期実現を図ること

2. 災害ボランテイア活動の円滑な実施等を目的とした、一元的情報発信システム構築の早期実現を図ること

最後に本検討会にオブザーバーとしてご参加頂き、技術面でのご指導等を賜った関係官庁及び関係団体の皆様に厚く御礼申上げる次第である。

 

平成12年3月

海洋汚染事故における災害ボランティア活動に関する民間専門家及び研究者による検討会

委員長 加藤洋治

ほか委員―同

 

 

 

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