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新津波警報伝達装置(打上装置)及び信号弾の性能について実験結果を述べた。音圧レベルや発音間隔、発煙残煙時間についてはいずれも所期の性能基準を満足した。

信号弾の飛翔状況、落下傘の開傘状況等も正常であった。特に、発音については平成9年度に比較してバラツキも減少、一定の範囲内に収まり、落下傘についても前回は1個が開傘しなかったが今回は全て開傘した。製造技術や品質管理の向上に努めた結果であろう。これらのことから、打上装置と信号弾については性能面で完成したものと考えられる。

 

2.アンケート結果

アンケートは、本システムに対する評価を得るために説明会・公開実験参加者全員に配布して行った。また、回収は記載後郵送して貰った。

調査内容は次の7項目で日南市、釧路市とも問1.見学地を除いて同じ調査票である(調査票は資料-3の1参照)。

 

問1 見学場所:発音信号や発煙信号を聞き、見た場所

問2 発音信号の大きさ:各見学場所で聞いた音の感じを調査(大きい、小さい等)

問3 発煙信号の見え方:各見学場所で見た煙の感じを調査(濃い、薄い等)

問4 音と煙の関係:各見学場所での感じを調査(音に対して煙の出るのが遅い、早い等)

問5 本警報信号に対する評価

問6 沿岸に居る人達に対する防災上の有効性

問7 自由意見、要望、感想など

 

調査票の配布数と有効回収数は次のとおりである。

 

035-1.gif

 

*釧路市の回収率が悪いのはグループで参加した場合、代表で回答してきたためと考えられる

以下に、調査結果を各質問別に述べる。

 

 

 

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