9.1 当小委員会はノルウェー提出文書(BLG 2/7)に基づき、油タンカーで毒性物質を含む貨物輸送に従事する人員の保護のため、以下の二つの代替案を検討したことを想起した。
.1 SOLAS第VII章に「危険物を輸送する油タンカーの構造と設備」と題した新・D部を追加する。
.2 新たな健康及び安全上の要件を追加することによりSOLAS第II-2章の範囲を改正する。
9.2 当小委員会は、作業者の健康と安全は重要な問題ではあるが、これを正しく扱うためには間題の範囲を評価すべきであるとBLG 2で合意したことを想起した。この問題についての何らかの議論を促すため、船舶乗組員の揮発性溶剤への暴露レベルの重要性についてしかるべき専門家による評価が必要であることで合意し、BLG 4に提案を提出するよう加盟国に要請した。
9.3 BLG 3はこの一般的問題の一部として、海員がさらされうる物質をカバーする単一様式の労務健康データシートを開発するという豪州提案(BLG 3/17)を審議した。しかしながらBLG 3では、この提案はその作業計画の新項目として扱う必要があることで合意し、豪州に対しMSC 70にしかるべき提案を提出するよう要請した。これにかかわらず、BLG 3ではBLGに労務上の健康問題すべてを扱う資格があるものではないことで合意し、MSCに対してこの役割をどの小委員会に課すぺきか、さらに、ILOやWHOといったどの組織に対しこの作業に加わるよう求めるぺきかについて決定するよう要請した。
9.4 当小委員会は、豪州がMSC 70に提案文書MSC 70/13/1を提出し、これがMSCで銘記されたことを銘記した。当小委員会はこの話題の議論の中で提起された問題を明確にする文書をMSC 71に提出するという豪州代表の意図を銘記し、この問題はMSC 71でのHE/FSAについてのMSC/MEPC合同作業部会で詳細に審議すべきとした。
9.5 当小委員会は、個人保護具(PPE)の問題は、ドイツ提出文書(BLG 3/12/10)を基に1998年9/10月のESPH作業部会会期間会合でも議論されたことを銘記した。ドイツが特定した特別な問題のいくつかは輸送要件指定の議論にあたりESPH作業部会が取り扱うであろうことを認識しながらも、労務上の健康についての一般的な問題はMSCが議論すべきであり、よって、作業部会はMSCの結果が出るまでこの問題をさらに議論しないことで合意した。