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・境港あるいは七類港向け南航時は、太陽光に向かって航行することとなる。海面に反射するいわゆるサングリッターの厳しい視環境ではなかったものの、船長をはじめ乗組員は各自のサングラスを携行していたがその使用頻度は少ない。視覚機能低下グレアとなるサングリッターのような海面状況にあっては、物標の視認にとって最も大切な眼を保護し、物標の視認を妨げる光幕の影響を少しでも減らすために、サングラスの適切な使用を勧めたい。サングラスを頻繁に外す煩わしさを解消するために、首かけタイプの眼鏡用釣り下げ紐を使用することも検討いただきたい。

(2) 短距離フェリー

イ. (宇野〜高松)

・船内巡視は毎出港直後に行われており、事後に記載もされ十分と思う。

・気象情報、航路情報は必要に応じて連絡をとりあうとのことであった。

・霧が発生する海域であり、各社からの代表で構成される「濃霧対策検討委員会」があり、霧発生時には欠航を含めた安全対策を練るとのことである。

・台風接近時や強風時には、他社との打合せも含め気象通報には万全を期しているとのことである。

・航海士の当直時間は航路事情にあわせた合理的な時間配分と思う。

ロ. (鳥羽〜師崎)

・出港後に、立入禁止区域・救命胴衣格納場所・着用方法等につき、乗客に対し船内放送が流される。入港前の放送では 「着桟時に起り得る衝撃による事故防止のため、完全に係留されるまで席を立たないよう」という文言を是非付け加えた方が良い。現状では着岸前に「車の方へ、また乗客はどちら側の階段を利用して云々…」という放送が流されているが、タイミングが早過ぎる。

ハ. (沼津〜松崎)

安全運航については前項までの指摘事項の他、以下の点を検討して欲しい。

・各寄港地の潮汐表を船橋に常備して、出入港操船に活用すること。

なお、僚船も同一航路に就航している関係上、運航管理者が各寄港地の潮汐表を作成し、各船に配布するのも一つの方法である。

・海図机上に運航日誌等を備え置き、各寄港地の出入り港時間、旅客の動静、その他所要事項を記録すること。

・操舵室に応急操舵時の信号として(右舵短一声、中立長一声、左舵短二声)が表示されているが、タイトルが書かれていないので関係者以外にはその意味が分からない。「応急操舵信号」の表題を記入すべきである。

・堂ヶ島での離着岸操船の障害になる浅瀬にブイの設置を考慮すること。

・旅客の乗下船用の道板の固縛方法(航海時および乗下船時の移動防止)を工夫すること。

 

 

 

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