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6. その他、安全運航の確保のために必要と認められる事項

 

(1) 長・中距離フェリー

イ. (大坂南港〜神戸〜松山〜別府)

特になし。

ロ. (鹿児島〜喜界〜名瀬〜古仁屋〜平土野〜知名)

・本航路のように寄港地が外洋に面し気象海象の影響が厳しい離島では、出入港や離着岸を容易にするための施設面での環境整備をはかる必要がある。特に以下の点は早急に整備する必要がある。

*平土野、和泊等に導灯を設置すること。

*各寄港地での離着岸操船障害になる浅瀬にブイを設置すること。

*各寄港地の客船待合室屋上等に風向風速計を設置すること。

*各寄港地でのフェンダーの老朽化が目立つ。整備補修の必要あり。

*一部寄港地では港湾の改修が進行している。最新の測量図の入手に努めること。

*各離島の湾港改修計画の情報を事前に入手し、運航者の意見の反映に努めること。

・喜界島港湾の本船の接岸岸壁はその対岸が空港敷地で、ほぼ滑走路の延長線上にある。

現在、同空港は鹿児島と2往復/日、奄美大島と3往復/日の定期便で結ばれており、このほか定期便以外の離着陸も考えられる。これら航空機の同空港への進入表面と本船マストの高さとの関係を考慮すれば、出入港や停泊時間が離着陸時間と重ならないよう空港事務所との連絡を密にすることが望ましい。

・出入港作業や車両搭載時における陸上作業員の保護帽着用を励行すること。

・海図は避泊海域を含め最新に改補したものを使用し、海図下部に通報番号等を記入しておくこと。

ハ. (那覇〜博多)

・船内巡視の際には、灰皿のたばこの消し忘れ、蛇口の水漏れ等の点検も忘れぬように。

・船橋前面のワイパー等は、故障したらすぐ修理のこと。

・双眼鏡は、可能ならば各士官専用とした方がよい。

ニ. (新潟〜苫小牧)

・トラックの積み込み、積み卸し時、船内における走行速度が大きすぎ危険を感じる場面が見受けられた。最徐行を指導するか上限速度を表示するか等して、安全を図る必要がある。

・開放中のハッチ(換気のためと思われる)の開口部に木枠を入れて墜落防止措置を取っている個所が見受けられた。適切な措置である。他の個所にも実行してもらいたい。

・船内誘導員は、再帰反射材付きのベストを着用しているが、劣化し夜間においても余り目立たないものとなっている。またヘルメットや安全靴が全く目立たない。車両甲板内にはピラーが多く陰となりやすいので、ヘルメットや安全靴にも再帰反射材の張り付けや蛍光塗材の張り付け、ベストの反射性の向上を行うべきである。

また、誘導作業には、作業性のよい誘導指揮棒または赤色携帯電灯を使用すべきである。

 

 

 

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