ホ. (博多〜壱岐〜厳原)
・救命胴着、救命筏、消火器などそれぞれの定められた場所に定められた方法で保管され、旅客に対する使用方法説明も客室内をはじめ、通路等にわかりやすく表示されていた。
ヘ. (境港〜西郷〜海士〜浦郷〜七類)
・消火ホースおよびノズルは、ベークライト製格納箱に収納されていた。発錆は認められず、また可動部分のグリスアップも適度に行われ、整備状況は良好である。
・船員労働安全衛生規則に規程される配管識別表示も良好であった。緊急非常時に使用する用具であればこそ日頃の点検整備を怠ってはならない。今後とも定期的な点検整備に努めていただきたい。
<検討事項>
イ. (鹿児島〜喜界〜名瀬〜古仁屋〜平土野〜知名)
・非常配置表や運送約款等の活字が小さく読みづらい。船に不慣れな旅客の注意を惹くため、活字や表の大きさに一工夫必要と思う。
・救命胴衣着用法は客室等に掲示され、ラウンジには救命胴衣を着用したマネキンを置いているが、乗客は余り関心を示していないように見える。着用法をさらに周知するためビデオを利用してはどうか。
ロ. (那覇〜博多)
・脱出の矢印マークは床面に近い個所にも欲しい。
・カバー類のラッシングロープの結び方に一工夫ほしい。
・EPIRB、SARTの取扱説明書が英文のままなので、早急に和文も付記しておくこと。
ハ. (新潟〜苫小牧)
・各客室内に掲示されている救命胴衣着用方法図の説明文(日本文および英文)に誤りが見られた。説明表示は誤解のないように正確を期して欲しい。
3 胸部とあるが、胴部に(または、腹部に)とすべきである。
… at yourとあるが、at your front. とすべきである。
4 … front. Lastly,tie up… とあるが、Lastly,tie up… とすべきである。
・船橋両舷に備え付けられている遭難信号のボックスの蓋がペンキで開きにくくなっていた。塗装時は注意する必要がある。
・各甲板上の脱出経路の表示は、出入り口天井にある表示灯と目の高さにある矢印である。矢印は経年変化で劣化し目立たないものとなっている。目立ちやすく、煙充満時でも見えやすいよう足下の側壁に補助的に蛍光塗料で表示すべきである。
・第3甲板、第4甲板、第5甲板外部出口には、強風時に備えて危険防止のため出入りを制限する表示板とロープが備えられている。この取付は、船橋より情報を貰って事務部が行うべきであり、事務部が普段より注意しておく必要がある。(甲板部の巡検時に注意する場面が見受けられた)また、海上模様から危険性が予測される場合は前広に措置を取ると共に船内放送等で乗客に周知すべきである。(復航時は、船内放送が行われていた)