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会長をはじめ、事務局の皆さんはそれぞれに過去の経験、人脈を生かして地方水救会の活性化のために活発に行動しておられます。その実績は徐々に積み上げられ重みを増していくものと思います。

今回の組織改編に踏み切るまでには、先輩の方々が、四年有余の歳月を掛けて検討されました。お蔭さまで今はそれが実り、地方水救会は、地元に密着して積極的な活動を展開し始めており、この組織改編は大成功だったといえます。

今後の課題は、残置している支部の早急なる独立化を図り、空白県をゼロ化する努力をさらに重ねて行くとともに、独立した地方水救会が、ほとんど任意団体であるため、早期にNPO法人に移行し、最終的には地元により密着した地方民法法人として、税制面での優遇措置を受けて足腰の強い団体に成長していくことを願って止みません。

 

表1 勢力の推移

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表2 海難救助出動実績の推移

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注1 11年上半期実績の換算額  船舶救助 795,100千円

人命救助 27,000千円×129人=3,483,000千円

人命救助の単価は米国沿岸警備隊の1995年捜索救助統計を参考にした。

注2 協力者とは、救助員として登録してない者が救助出動した場合をいう。

注3 9月末現在では出動件数は314件に達している。

 

表3 救難所等への支援状況

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