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海難防止推進大会とつどい

―講演と体験航海に人気―

日本海難防止協会

 

平成十一年度全国海難防止強調運動推進大会は、(社)日本海難防止協会、(財)海上保安協会および海上保安庁の主催、また、運輸省、気象庁、水産庁、日本財団、日本海事財団の後援で七月二十七日、東京・船の科学館で開かれた。

会場には、海事関係者のほか応募一般参加者を合わせて約四百人が出席した。

 

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ちびっこが壇上で海難防止をアピール

 

大会は午前十時四十五分開会、まず主催者として海上保安庁荒井正吾長官、日本海難防止協会友國八郎会長があいさつ、海難防止の決意と関係者への協力を訴えた。続いて、来賓を代表して運輸省洞駿運輸政策局次長があいさつの後、平成十一年度全国海難防止強調運動用キャッチコピーおよびポスター図案の入賞作品をスライドで紹介した上でポスターに採用された二人の表彰式が行われた。

このあと、海上保安庁の人気のマスコット?うみまる?とちびっこたちが壇上に上がり数々の海難シーンの映写があり、写真のようなボードを掲げて海難防止をアピールすると、会場から温かく大きな拍手がわき起こった。

次に、独特の船の絵で有名なイラストレーター柳原良平氏による船の絵・イラストのスライドを使って講演が行われ、参加者は熱心に耳を傾けていた。

午後は、船の科学館岸壁に着岸の巡視船?やしま?(ヘリコプター二機搭載型巡視船、五、三〇〇トン)

に応募者約千人が乗船、十三時四十五分離岸、人気の体験航海が始まった。

横浜港までの約二時間四十分の間、海上保安庁音楽隊による洋上コンサート、航行海域や行き合う船に合わせての船・港・海・安全ルール等の説明、海難防止アピールなどがあり、また、日ごろ見れない東京湾の?海ほたる?や横浜港の?ベイブリッジ?を海上から堪能して、参加者は存分に体験航海を楽しんだ。なお、予定されていたヘリコプターによる救難訓練は都合により中止された。

?やしま?は予定どおり十六時二十五分横浜海上防災基地に着岸、海難防止強調運動の催しを終了した。

 

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講演者 柳原良平氏

 

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巡視船“やしま”と参加者

 

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人気の“うみまる”

 

 

 

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