総会の成立を確認の後、議長に日本船主協会増田理事長を選出して議事に入った。
第一号議案「平成十年度事業報告」と第二号議案「平成十年度決算報告」を西山専務理事が提案説明を行い、続けて采木監事から監査報告があり、提案どおり承認された。
次に、第三号議案「平成十一年度事業計画」と第四号議案「平成十一年度収支予算」を西山専務理事が提案説明を行い、提案どおり承認された。
続いて、第五号議案「定款の一部改定案」を富田理事長が提案説明を行い異議なく承認された。
さらに、第六号議案「役員の選任について」を寺井会長が説明を行い了承された。
最後に、第七号議案「その他」を議長が議場に諮ったが、特に発言がなく、以上をもってすべての審議を終わり、十一時五十五分閉会した。
【十一年度事業の主なもの】
1 補助事業
(1) 日本財団補助事業
1]海難防止・海洋汚染防止の周知宣伝
2]海事の国際的動向に関する調査研究
3]船舶のバラスト水管理方策に係る調査研究
4]日本沿岸域船舶航行環境調査
5]沿岸域環境保全リスク情報マップ整備
6]海上交通情報システムに関する調査研究
7]新津波警報伝達システムの普及
8]海洋汚染事故における民間協力体制のあり方に関する調査
(2) 日本海事財団補助事業
1]海上交通安全確保に必要な対策
2]海難防止事業等を促進するための調整
2 助成事業
(1) 日本財団助成事業
マラッカ・シンガポール海峡における航行安全等のための国際協力および情報収集
(2) 笹川平和財団助成事業
北西太平洋における海洋汚染国際協力促進
3 海難防止等国際活動基金事業
海難防止・海洋汚染防止に関する国際活動
4 受託事業
運輸省、海上保安庁、地方公共団体、日本道路公団等から依頼を受け調査を実施する。
【理事就任】
前記定款の一部改正により評議員が廃止され、これにともない次の評議員の方々が理事に就任した。(敬称略・順不同)
内村信行、三隅田良吉、石井和也、石川雅計、岡部敬一郎、菊地剛、原田弘、高山和夫、町田直、元良誠三の各氏。