写真1 潜堤の標識に用いた例
写真2 景勝地の護岸に用いた例
写真3では、突堤に擬岩が採用されています。ここでは、すぐ近くに海水浴場があり、また、ヨットハーバーもあり、海岸整備事業として整備中です。ここでも、大きなコンクリート構造物である突堤の出現による違和感を軽減しています。
写真3 海岸整備事業の突堤に用いた例
写真4では、砂防堰堤に擬岩が採用されています。砂防堰堤の直ぐ前がマンションという住宅街の中にあり、ハイキングコースの入口でもあることから、コンクリート構造物から受ける圧迫感を取り除き、渓流の景勝地を出現させました(美しい水苔も生えています)。
写真4 周辺が住宅街の砂防堰堤に用いた例
写真5では、断崖の崩落防止のためのコンクリート擁壁の修景に擬岩が採用されています。ここは、絵描きの町としても知られた景勝地でスケッチの対象場所としても有名なスポットでした。コンクリート擁壁が出現したため、景観が損なわれてしまいましたが、擬岩修景により昔の景観を取り戻しました。
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