ポスター図案およびキャッチコピー
重点事項に則した作品を全国から公募し、選考委員会にて優秀作品を選考する。
最優秀作品は、全国海難防止強調運動用のポスターおよびキヤッチコピーとして使用し、海難防止意識の啓発に資する。
その他
(1) 運動期間
平成十一年七月十六日から三十一日までの十六日間
(2) 主催者
(社)日本海難防止協会 (財)海上保安協会 海上保安庁
(3) 後援者
運輸省 気象庁 水産庁 日本財団 日本海事財団
[外国船海難事例一]
岩場に乗揚げた韓国船
平成十年十月十五日午前一時四十分ごろ、足摺岬から二八九度約三〇カイリ(北緯三二度五三分、東経一三二度二八分)の海域で、韓国の釜山港から横浜港に向け航行中の韓国船籍貨物船CHUN IL(二、八三一トン、乗組員一五人)が岩場に乗揚げ、燃料油が流出した。
通報をうけた第五、六管区海上保安本部は、巡視船艇、航空機、特殊救難隊、機動防除隊を現場に向かわせ乗組員全員を救助するとともに、流出油調査および防除作業に当たらせたが、台風10号の直撃により船体は折損、マスト先端を海面上に残した状態で水没した。
その後、船主の手配のサルベージにより油の抜き取り作業を行うとともに、流出油の処理作業にあたった結果、十月二十九日油の抜き取り作業をほぼ終了した。
[外国船海難事例二]
荒天のため走錨、乗揚げたホンジュラス船
平成十一年二月二十八日午前二時十五分ごろ、青森県西津軽郡江沢沖約八〇メートル(北緯四〇度四五分、東経一四〇度七分)の海域で室蘭から韓国馬山向けの貨物船COLLINS(一、二一三トン、乗組員八人)が、荒天のため緊急入域中に走錨し、海岸線に対し直角に乗揚げた。
通報を受けた第二管区海上保安本部は、直ちに巡視船、航空機および特殊救難隊を救助に向かわせ、特殊救難隊により乗組員八人全員を無事救助した。
同船は、A、B重油約七〇キロリットルを搭載していたが油の流出はなく、船主等によりほぼ全量を抜き取り、船体の撤去作業を実施中である。