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c. 計器着陸装置の計測実験準備

PAPIやILS(GS/LLZ)の機能確認に必要な装置の設置、配線、調整の工事を行う。

d. フライトシミュレーターへの組込み研究

浮体空港モデル及びその上の航空保安施設の挙動データをシミュレーターに入力可能な状態に整理する。

 

4] 航空機による検証実験

 

a. 浮体上でのローパス及び離着陸の実証(航空機の運航)

今年度は、次年度に計画する飛行機離着陸のため、必要な設備等を準備する。

また、設置したILSを用いた計器飛行(ローパスレベル)を行い、浮体空港の安定性を確認する。

 

5] 環境影響調査研究

 

a. 付着生物防止実験

a-1 実証実験システムの製作及び設置

昨年度検討した実証実験システムの設計に基づき、本年度は空気層形成及び窒素層形成のための送気装置を製作、設置するとともにその運転条件を決定する。

a-2 浮体下の付着生物確認調査

気体層として空気と窒素を選び、気体層による付着生物の着生防止及び除去効果を実機レベルで確認する。確認方法はダイバーによる目視観察と枠取調査とする。

 

6] 実証実験用空港モデルの建設

 

a. 浮体ユニット(A、C)の建造

本研究に使用する空港モデルを建造する。

空港モデルは、6体のユニットから構成されるが、今年度は両端部のA及びCユニットを新造する。

 

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空港モデルの浮体ユニット構成図

 

b. ユニットの曳航工事

製作された各ユニットを浮体空港モデルの設置海域に曳航する。

 

 

 

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