バスルートの選び方
・京都奈良間は約40km、更に奈良法隆寺(斑鳩)間は約14km。上記コースは一応時間的に最短のコースと考えられる。京都駅から奈良の東大寺へは往路約1時間強。しかし、国道1号線が渋滞するとき、あるいは奈良に入る道路が混むときなどがあり、日によって全く事情が異なってくるので、一概にこれがいつも最短のコースとは言い難い。京都奈良間のみならず、長いドライブの場合、常にバスの乗務員と相談しながら、臨機応変に最良のコースを選択すべく努力することが必要。通常奈良から京都への復路の方が更に時間がかかることが多い。
車中でのガイディング
・客にとって長いドライブは、市内観光中には時間の制約などがあってなかなか得られない日本に関しての様々な情報を、ガイドから得ることの出来る、また日本について抱いている様々な疑問をガイドにぶつける絶好の機会。逆にガイドにとっては腕の見せ所。沿線上でバスから見ることの出来る事物にどのようなものがあるかを把握しておき、自分なりにそれらの事物と関連を持たせてガイディングを準備する方法は初心者にとっては有効といえよう。第3日の実習では、それらのことを念頭に置いてご参加いただきたい。
奈良
・円高の影響で外人観光客の日本滞在日数が短くなっているため、京都からは半日観光で訪れることが多いが、まだまだ人気の高いデスティネーションである。半日観光の場合は、訪問箇所としては、奈良公園(鹿公園)、東大寺、春日大社が一般的である。1日観光の場合は、半日のコースに昼食(奈良ホテル、ホテルフジタ、新公会堂内のレストランなどで)に、興福寺、もしくは法隆寺あたりがプラスされることが多い。