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図-5.5.1 乗降パターンaにおける在来車の遅れの伝播例
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図-5.5.2 乗降パターンaにおけるLRVの遅れの回復例
(3) 乗降パターンbの場合のシミュレーション
乗降パターンbは、中間のDとHの停留所に乗降客は多いパターンで、全体的にもロードが高い場合を検討したいので、ラッシュ率100%でシミュレーションすることとした。
在来車を続行1列車とし、始発で80秒の遅れを与えた場合のシミュレーションの結果を図-5.5.3に、LRVを続行1列車としたシミュレーション結果を図-5.5.4に示す。
図-5.5.3は全車が在来車で、上下とも始発で遅れを80秒発生させたもので、下りは遅れが回復しているが、上りは大幅に遅れが増大し、続行列車にも遅れを波及させている。
図-5.5.4は、上下とも続行1列車がLRVで、始発停留所で与えられた80秒の遅れは、下りは回復しているが、上りはかなり回復しているものの、標準日刻までは回復していない。
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図-5.5.3 乗降パターンbにおける在来車の遅れの伝播例p=1.2
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図-5.5.4 乗降パターンbにおけるLRVの遅れの回復例p=1.2
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