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LRT高速運転用信号システムの開発事業研究報告書

 事業名 LRT高速運転用信号システムの開発
 団体名 日本鉄道電気技術協会 注目度注目度5


(1) 車載装置

車載装置は、各信号を処理する車上処理装置、GPSデータを受信するGPS受信機、地上基地局装置との無線通信を行う無線送受信機から構成される。

以下の機能を持つ。

・GPSにより自車両の位置を検出して、無線により地上基地周装置へ伝送する。

・FM多重方式のDGPS(Differential GPS)により位置検出精度を向上させる。

・高速進行信号、出発抑止信号の有無と、高速走行可能距離を表示する。

・位置情報と高速走行可能距離を比較し、高速走行終了地点を認識したら、高速進行信号の表示を止める。

・自車両の位置を検出する際、車両からの入力を想定した模擬車速信号も使用できるようにする。

・対自動車模擬警報等の模擬出力を設ける。

(2) 地上基地局装置

地上基地局装置はセンタ処理装置との情報伝送を行う情報伝送装置と、車載装置との無線通信を行う無線送受信機から構成される。

以下の機能を持つ。

・車載装置〜センタ処理装置間の情報伝送を行う。車載装置との情報伝送は無線を使用し、センタ処理装置との情報伝送は有線を使用する。

・外部(交通信号機や対自動車)との入出力を行う。但し、試作装置では模擬的な入出力とする。

(3) センタ処理装置

センタ処理装置は各信号を処理する中央処理装置、車両位置等を表示する中央表示装置、地上基地局装置との情報伝送を行う情報伝送装置から構成される。

以下の機能を持つ。

・地上基地局装置から車両情報を入力し、路線内の全車両の位置及び状態を把握し、表示する。

・高速進行信号の出力の可否を判別し、地上基地局装置へ出力する。

・外部から出発抑止信号を入力し、地上基地局装置へ出力する。

 

1.3 開発の成果と今後の課題

 

1.3.1 研究の成果

本事業による開発の主な成果を以下に示す。

(1) GPSによる車両位置検知

本システムにおいて、

1]停留所間の車両在線検知

2]高速進行信号消去のための車両走行位置検知

3]停留所での到着検知

の処理に使用できるように、GPSによる車両位置情報検出システムを開発した。

東京都交通局のご協力を得て、荒川線により現車試験を行った結果、GPS車両位置検知情報は、高速走行可能か否かの判断に使用する停留所間の車両在線検知や、高速走行区間における走行終了制御のための車両位置検知では有効である。一方、停留所での停車判定では、停留所停車時運転手が操作するドア閉鎖スイッチなどと連動をとることで、検知精度の低下を補うことが出来る。

 

 

 

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