(3) 履歴情報
画面の左下には、「危機レベルの推移」、「システム稼動状況」の2種類の「履歴情報」が表示されます。
(4) 観測日時
画面の右上には「観測日時」が表示されます。
(5) 注意報、警報
雨量に関係する注意報・警報は、「大雨注意報」、「大雨警報」です。
これらの予警報を入手したときに、「運用時入力」画面から入力することにより、「注意報・警報」ボックスに表示されます。
(6) 観測ポイント別レベル
観測ポイント(管内、管外は問わない)別に土砂災害の発生危険度「レベル」を表示します。
(7) 指標雨量
「指標雨量」には、本システムで用いる各種の土砂災害危険予測方式で用いられている「指標雨量」の推移グラフが概要表示されます。
これらのグラフは、「危機管理テーブル」の「土砂災害危険予測基準」と対応づけられています。
2. 再現シミュレーション画面(図4.3〜図4.8)
再現シミュレーション機能は、広域運用機能とともに今回新規に開発しました。
メニューバーの「再現」をクリックすると、再現シミュレーションのモードに入ります。メニューバーは全ての画面で表示されますから、再現モードにはどの画面からも入ることができます(図4.3〜図4.8参照)。
この機能を用いれば、現実の時間に対し1倍〜3万倍の速度で過去の土砂災害危険度、降雨状況等の推移を画面上に再現させることができます。
これにより、活動体制、活動内容の妥当性を検証したり、当該地域の特殊性を織り込んで土砂災害危険予測式を改良するといったことが可能となります。
また、各種形式で作成された雨量データを読み込むことができますので、各地の土砂災害時の雨量データ等をもとに、様々な条件のもとでの実戦的な意思決定訓練・図上訓練が可能となります。
なお、再現画面上に土砂災害発生データや防災体制設置データを重ね合わせて表示させることができるため、本機能の利用範囲と効果は極めて大きいといえます。