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羽島郡消防事務組合消防本部(岐阜)

 

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羽島郡は、木曽川の流れに沿って広がる肥沃な濃尾平野の中央に川島町、岐南町、笠松町、柳津町の四町で構成され、戦国武将の遺跡など貴重な文化財がたくさん残されている歴史深い土地である。

新幹線岐阜羽島駅まで車で二〇分、最寄りの笠松駅から名古屋までは名鉄で三〇分と交通の便もよい。また、東海北陸自動車道各務原ICに隣接しており、木曽川沿いの川島PAには高速道路から直接入園でき、川と遊びながら学ぶことができる、わが国初の環境共生型公園の「河川環境楽園」がある。

民俗文化財も多く、特に作物の豊作や水難防止を願って行われる川島町の「川まつり」や「笠松大名行列お奴」は、地元の人々が中心となって行われ、県外からもたくさんの人が訪れている。

 

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また、昭和四六年、内藤豊次(エーザイ(株)創業者)により開設された「くすり博物館」には、医薬の歴史・文化等の資料が展示されている。そして、競馬ファンならずともその名が知られる名馬「オグリキャップ」は笠松競馬場で活躍した後、中央競馬に移り、日本中を湧かせた。

管内面積三四・〇五km2、人口六五、五〇〇人の市民の安全を一本部、二署、二分署、消防職員九四名と四消防団本部、一三分団、三六九名の消防団員が日夜守っている。

 

★職員増員計画!

当本部では、平成七年から一〇名の増員が行われ、来年度には新たに五名の増員を予定している。これは、将来的に三交替制勤務への移行を図るもので、総合的な財政計画により、効率的な業務体制の整備充実を推進するものである。

特に職員増員には、人件費の問題があげられるが、休日勤務手当等を人に割り振ることにより、人件費の増大を抑え、かつ、今後ますます増加が予想される救急救助業務にも対処できるよう、計画的に増員が実施されている。また、平成一三年には、二台目の高規格救急車を導入する予定である。

 

★管内特性に対応!

管内を流れる木曽川では、上流のダムからの放流により一時的に増水し、人が流される事故が毎年発生する。こうした事故に迅速に対処するため、本部と東署では常に舟艇が搬送車に積載されている。

また、平成九年に衣類等約七、五〇〇tを焼失した倉庫火災を機に、防火区画等について独自の指導を行っている。

 

★大規模複合施設への対応!

今年の秋、紡績工場跡地に県内一の規模を有する複合施設、岐阜柳津コンプレックス(仮称)が完成する。延面積一一七、〇〇〇m2に、デパート、映画館、車の販売店等が集約されたもので、建築同意以前から消防設備等についての綿密な指導を実施するとともに、三重県にある大規模店舗に職員六名を派遣し、事前に研究を行った。

 

★人事交流と合同訓練!

人材育成の一貫として、隣接する岐阜市消防本部と毎年一名ずつ人事交流を行い、お互いの良い部分を吸収している。また、昨年の九月には、解体中の建物を使った合同消防訓練を実施し、応援協力体制を充実させている。

 

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★消防は「意欲と努力」!

名和消防長は、地域住民と密着した消防行政が大事で、日頃からの信頼関係を築くためには「気配り・目配り・心配り」を欠かしてはならない。組織においては、職員が「意欲と努力」を心に持って職務に励むことが本人にとって良い結果をもたらすと語られ、職員一人一人がいきいきと働く姿がとても印象的であった。

(中村昌美)

 

 

 

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