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(六) 現着時間

ア 一五時五一分(東消防署救急隊)

イ 一五時五九分(東消防署救助隊・ポンプ車隊)

ウ 一六時〇五分(勝占分署救急隊)

エ 一六時一四分(西消防署救助隊)

(七) 救出時間

ア 一六時二〇分(男五七歳救出)

イ 一六時二八分(男五一歳救出)

ウ 一六時四〇分(男三九歳救出)

エ 一七時〇一分(男二七歳救出)

オ 一七時〇六分(男二二歳救出)

(八) 救助完了時間 一七時〇六分(要救助者全員救出)

 

三 出場車両・人員(合計 八台、二八人)

(一) 高規格救急車二台 東消防署(以下「東署」という。)三人、勝占分署三人

(二) 救助工作車二台 東署四人、西消防署(以下「西署」という。)四人

(三) 水槽付消防ポンプ車二台 (東署七人)

(四) 指揮車二台 (消防局五人、東署二人)

 

四 死傷者数等

(一) 死亡 一人

(二) 中等症 二人(うち女性一人は坑外へ自力脱出していた。)

(三) 軽症 三人

 

五 事故概要

当事故は徳島市東部郊外の地下約一一mに埋設された円形の下水道管(内径一・六五m、延長約二、一五〇mの新設工事中)内で直近の竪坑マンホールから約五〇〇m進入したところで発電機(ガソリンエンジン・二キロワット)三台、ブロア(送排風機)三台、ハンドグラインダー、防じんマスク、投光機等を使用し、一三時頃から止水工事の作業をしていた男性四人、女性一人が酸素欠乏状態に陥った。

この内、男性一人が坑外へ出て、工事事務所(現場から約二、二〇〇m付近)へ事故発生を知らせに行き、負傷者を助けるため、坑外へ出た一人と事務所にいた従業員三人が下水道管内に入り女性作業員一人を坑外へ救出した後、救急車要請等のため二人が坑外に出たが救出に向かった二人と残る作業員三人が酸欠状態となったもの。

 

六 活動状況

三月一九日 一五時四五分、「徳島市南沖洲三丁目二番一〇号 阿波銀行マリンピア支店前で、女の人が倒れている。」との一一九番通報があり、東署救急隊が出動した。

一五時五一分に東署救急隊が現場到着。女性一人がマンホール入り口近くで倒れており、病院に行くよう説得したが興奮状態にあり、本人が搬送を拒否。状況説明を求めたところ、下水道管を北へ五〇〇m位入った所に作業員五人が倒れているとの情報を得た。

 

 

 

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