5. 日系ファミリーカウンセリングプロセス (精神衛生サービス)
1] DV (ドメスティック バイオレンス) の日本語通訳サービスや、カウンセリングサービス提供。
2] メンタルヘルスは医療保険適用が可能。
3] カリフォルニア州ではDV、暴力禁止法で警察呼べる権利が有る。
4] DV被害者の生活費は社会福祉金 (生活資金を少し受けられる) や、夫の収入から3分の1は出してもらう。
5] 独立した生活をするための職業訓練もサービス。
6] 子供もまた被害者である。
7] DVのシェルターが出来て20年になる。
8] 新規事業構想。1、2ヶ月のシュエルター生活後どうするか、経済力あれば良いが子供居て仕事が無いと生活苦になる。そこで自立生活 (ポイントビュー) とシュルターの中間位置としてのグループホームThe Pacific Asian Transitional (PATH) を新規事業設置プラン中 (アパート改造建設中) である。これは6ユニット1ベッドキッチントイレを基本設備とした、2年までの長期滞在住宅プログラムであり、Asian Pacific Women's Centerとの共同運営である。これには政府からの資金がかなり出ており、移民してきた人を対象としている。
6. その他のサービス
I. Emergency Caregiver (ホームレス防止) プログラム
1987年にLA郡からの補助金により開設。ホームレスや、それになりそうな人々に食料や住む所を提供したり、福祉を申し込んだり仕事探しのヘルプ、育児相談あるいは限られた収入での生活プランのヘルプ等。更にSafety Networkグループ設立し、団体・協会・個人・感謝ファンド等から食糧、金銭、住居を提供してもらうサービスをしている。
II. Asian For Miracle Marrow Matches (A3M) アジア系骨髄バンク
アメリカ骨髄提供プログラムにおけるアジア人ドナーリクルートのための一機関。アジア系コミュニティーで白血病など血液関連の病気に苦しむ患者のため、骨髄提供者募集目的で5年前に創設された。Project Directorは「アジア人同士だと、合う確率が高くなるのでアジアの方の骨髄バンク登録が命を救う鍵」と語っている。
III. COSMOS (コスモス) 日本語による家庭内暴力犠牲者のためのサポートグループ。
IV. 他にも様々なプログラムがあるが、最後に留学生ホットラインサービスからのメッセージを紹介したい。ホットラインは例えば次のような問題に悩んでいる留学生を対象としている。ただし、アメリカ合衆国に留学してきた日本人、日系人のみであり、他の国への留学生は対象とならないので注意して下さい。
1] 留学してきたのに分からないことが多く環境に適応できない。2] 業者に多額の費用を支払って渡米したが、学校やホームスティ先が前もって聞いていた内容と全然違う。3] 弁護士に相談したい。4] 病気になった時、どの医者にかかってよいか分からない。5] 学校の授業についていけない。6] 犯罪が多いので不安になる。7] カウンセリングを受けたい。他州の学校に転校するにはどうしたらよいか分からない。8] 住居の賃貸についての問題。9] F-1、I-20が切れたがどうしたらよいか。等である。