これらは今回のキャンプ実施に非常に役立った。患者OB、ヤングは自分の意見をはっきり主張するべきなのはもちろんだが,年少の子どもの意見は家族が介在しないと十分反映できない場合がある。本キャンプでは、親や兄弟を通じての情報も大いに役立った。
このような、経理や意思決定に関する進歩は、医療職のみでは達成が困難なものであり、レイマン委員によるところが大きかった。このような準備作業を通じて会員が学んだことは一言で言うならば、糖尿病アドボケイト・・困難を切り開くために正当に主張する・・ということになる。
実施
キャンプの成果は次の諸点であった。
1. たいへん楽しいキャンプであった。
2. 自己管理の向上ができた。
3. 親のスタッフとしての参加の徹底ができた。(子守りとしての参加は最小限にとどめることができた。)
4. 同じ疾患の仲間との交流を図った。
5. キャンプを通じて兄弟や友人の理解も求め、共に戦う仲間の輪を広げることができた。
6. 医師や栄養士による糖尿病教室だけでなく、患者、家族自身が医療、福祉、社会的受け入れに関して討論する教室を主催した。
36]長崎県小児糖尿病療育キャンプ
平成11年7月31日〜8月3日 長崎県民の森
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