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キャンプ期間のみの参加ではなく、場所の設定、スケジュールの立案、勉強会の内容など色々な場面でキャンプの運営に関与したいと考えている。

 

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キャンプを契機にコントロールが良好になる参加者がいるのは確かであり、指導効果はあると考えている。

キャンプ実施を毎年続けて重ねていくと、同じ内容のものとなってきている。毎年初参加の患者は1〜2人いるが、他は何回か参加したことがある患児が主である。スタッフもいわゆるボランティア(看護学生、栄養学生)などは1〜2年で変化するが、医療スタッフは長期間固定している。

低学年の参加者に対しては、栄養や治療について趣向を変えて行っており、参加者は熱心に聞いている。低学年児は、疾患についての知識、自己注射、自己血糖測定に関して何らかの新しい知識を身につけて帰っていると思われる。中学生・高校生以上になると疾患についての知識は十分に有しており、むしろ各論的に、自己に何か起きたとき(進路、対人関係、恋愛など)にどのような解決法があるかなど具体的な問題について指導を期待しているようである。医療スタッフだけでは、参加者がどのような問題を抱えているか把握しきれないと考えている。患者OBに問題点を抽出してもらって、勉強会等で工夫をしているところである。

 

12]神奈川小児糖尿病サマーキャンプ

平成11年8月6日〜8月8日 南伊豆臨海学園

 

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