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・圏域の議会組識が発足し、住民組織も結成された。囲碁、カラオケ、川柳、グラウンドゴルフ等、地域を舞台にした住民主体の文化・スポーツ交流が多くなっている。

・当初、四町の連携という形ではじまったが、流域における広域連携の動きが出てきた。

・文化会館ができたことにより、広域的な文化協会を設置するなど、住民の活動に広域な連携が図られた。

 

■地域への再認臓の促進に対する評価

 

・地域の歴史や文化に触れ合うことで、地域の持つ良さを、再認識してもらったと思われる。

・地域活動の実践者の存在がより明確になったこと。

・これまでの中央指向の考え方から、それぞれの市町村の特色を生かした地域連携への発想の転換が地域住民の中にも広がりつつあり、地域に根ざした地域づくり活動の見直しとともに、より積極的な活動推進が図られるようになってきた。

 

■地域の一体感や愛着の醸成

 

・イベント等で構成団体の住民が交流することにより、地域の一体感が醸成されてきた。

・県境が近くに感じられるようになった。

 

■新たな展開への発展に対する評価

 

・流域の森林・水環境保全等について、当圏域から流域住民、下流域市町村などへの積極的な情報発信、さらには、環境意識の高揚を背景として、流域圏の環境問題を検討するために県西部地域22市町村の企画担当課長等によって「天竜川流域圏環境保全研究会」が設立された。

・これまで行き来のなかった、5町間の交流が始まり、新たな広域連携のきざしが見えた。住民意識も5町間の交流を推進していこうとしている。

・ワークショップを通じて、インストラクターが徐々に育ってきており、これからのインストラクターの活躍が期待される。

 

 

 

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