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「九州ハイランド観光ガイド・インストラクター協会」は平成10年6月に、九州ハイランド構想推進事業の環として設立された。その目的は、九州ハイランド地域における「環境との共生を考えた新しい地域観光」(自然資源や歴史・文化資源などを活用した体験・学習、交流型の新しい観光)を旅行者が楽しめるように案内・指導することによって地域の活性化に寄与するとともに、会員の資質向上のための研修や会員相互の情報交換の場(後掲の「協会規約」第2条(目的))を設けることにある。その事業としては、1]地域情報の提供・発信、2]都市住民との交流、3]研修会の開催、などがあげられている(「協会規約」第3条)。この協会の設立総会の開催時点で、会員予定者として54名の個人があげられている。また、平成10年の秋には各町村の情報等を載せた「九州ハイランド情報」が創刊され(秋・春・夏刊)、11年1月には会員向けの「会報」も創刊された。協会とガイド・インストラクターの活動が、今後大いに期待されている。

ワーキンググループ会議は、平成10年10月に、ハイランド地域の資源を発掘・整備するために、各町村の企画担当係長と民間有識者等の構成で設立された。10年度は地域資源の「山」について調査・検討が行なわれた。この会議には、「規約」にはないが、活性化協議会の実動部隊としての役割が期待されている。

 

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ワーキンググループ会議による企画検討会

 

 

 

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