第2章 現地調査による広域的連携の現状と課題
第1節 岩手中部地区広域市町村圏(岩手県)
1 岩手中部地区広域市町村圏の概要
岩手中部地区広域市町村圏は、1971年9月に設定された広域市町村圏で、花巻市、北上市、大迫町、石鳥谷町、東和町、湯田町、沢内村の2市4町1村からなり、人口203,675人(平成7年国調)、面積 約1936.42km2であり、構成市町村のうち、大迫、東和、湯田の3町と沢内村は過疎地域市町村である。
岩手県の広域市町村圏は、図1に示すように、両盤地区(中心都市 二関市、モデル定住圏でもあった。)、気仙地区(中心都市 大船渡市)、胆江地区(中心都市 水沢市)、釜石地区(中心都市 釜石市)、宮古地区(中心都市 宮古市)、盛岡地区(中心都市 盛岡市)、二戸地区(中心都市 二戸市)、久慈地区(中心都市 久慈市)とこの岩手中部地区(中心都市 花巻市)の九つである。