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専門的で多分難しいと思いますが、多分このムーブが段々入ってくる、というよりも国際的にはムーブ卓になっていますので日本の中に入ってくるだろうと思います。

実は、日本にもそのような事がかなり出来る卓が出来てきていまして、我々も検討していますが、非常に大変なんですがトラッキングという発想があります。キューを確定するときトラッキングという発想。アッパーホリゾントのブルー、グリーン、ローホリゾントのブルー、グリーンの各チャンネルがあります。 「キューの1、ローホリのブルーは100%上がりなさい」という指示が出ます、キューの2以降、ローホリのブルーに信号を送ってやらない限り、ずうっと100%点いています。次にアッパーのブルーを100%に上げましよう、キューの3でローホリのグリーンを100%上げましよう。ムーブの指令とは原則的にこうです。指令を受けないとずうっと、そのまま、トラッキングというんですが、概念的には前の指令を受けて待っています。例えば、基本的な概念ですが、キューの1の指令を出します、ローホリのブルーが100%上がりなさいというキューです。次にキュー2でアッパーのブルーを100%上げるというキューなんですが、飛ばしてしまいます、飛ばしてキュー3に行ってしまうと、この指令は来ていません。この指令が来ていませんのでキューの3が出来た時に、実は、アッパーのブルーは点いて来ない。これがトラッキングの今までの概念です。で、普通そのトラッキングの概念では困るのでどこかでキューを確定する必要がある。トラッキングキューでなくキューの3は、これはブロッキングキューだと固定してやれば、キューの3の段階で必ずアッパーのブルーは100%、ローホリのブルーは100%、ローホリのグリーンは100%という確定をしといてやれば、それ以降、後はトラッキングの流れになります。トラッキングキュー、ブロッキングキューというのを確定します。これが通常の普通の概念です。ですからトラッキングキューで動かしている場合、キューを飛ばしますと明かりは崩れるというのが原則です。

実は、ビックリしたんですが、今年愛知県でセミナーを行ないまして、全メーカーのムーブ卓を出してもらい、その中にETCの世界で一番優れているといわれている卓も出してもらって行ないましたが、全て崩れました。ほぼ崩れました。トラッキングキューで行って、途中キューを飛ばして崩れるんですが、このホライゾンというのは、買ってチェックをしますと崩れません、ちゃんと保持しています。この理由が分らないんですが、今、非常に技術が上がってきて、トラッキングをしながらキューを飛ばしてもデーターをちゃんと覚えていて再現してくるという、逆にこの事は何かの支障がでて来るのかなと研究しようと思っていますが、トラッキングで行きながらもキューを飛ばしても、ちゃんとこの明かりを保持してくれます。

 

 

 

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