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【質疑応答】

講義I・IIの終了後、参加者から高山講師と佐伯講師に質問をして回答を得る形式で質疑応答を行った。

 

【要旨】

質問1 : 最近、主催者側(舞台調光〜電飾関係)から要求されることだが、どうして純直(100V)の回路をほしがるのか。サイリスターをかむと何故いけないのか。どういう器材が影響があるのかわからない。なぜ純直でなければならないのか。もしそれを使った場合、外来の器材に影響があるのか、館の設備に影響があるのか、どちらにも影響があるのかわからないので、訳を教えてほしい。

 

回答1(佐伯) : 最近の器材では純直(100V)をほしがる傾向がある。サイリスター盤を通すとなぜいけないのか。誘導負荷的な物とかは、相手の器材の方に影響が出てくる。サイリスターを通すとノイズが入り機器に悪影響を及ぼす場合がある。

調光機自体の物によっても違うと思うが、通常設備されている物に関しては、モーター類とか誘導負荷的な物につながない方がよいと思う。

最近の設計では切り換えて、サイリスターを飛び越えた直の回路設備をするところが出てきている。

 

質問2 : ミニCの進捗率はどれくらいになっているのか。

今後は、T型のコネクターはどうなるのか。

 

回答2(佐伯) : T型の20アンペアに関しては使ってはいけないのではなくて、これから設備する事ができないということ。今ある会館の物は使ってもいけなくはない。

ただ、我々が作る照明機材には使えないし、売ることは出来ないということである。周りがみなミニCになってくると非常に使いづらいと思われるが、今は変換コードを使って対応されていると思う。従って今後は改修の時期とかに切り替えていくのでないか。

T型のプラグは世の中に製品としてある。ただ、それを100Vの回路に使うことはいけませんということになった。通常の舞台照明の設備からT型の25を使えなくなったのが現状である。

C型・T型の変換コードを商品として販売はできないが、但しT型プラグ単体としては販売できる。

 

質問3 : 最近のロックコンサートでは光の筋を多用しているが、どういうような思想を背景にしているのか気になる。

 

 

 

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