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回答3(高山) : 私の感想だが、世代・時代の移り変わりが背景にあるが、いわゆる野外では光を通すという意味でレーザーを使うとか、スモークを使って効果を出すためかなと思われる。また、光の持つ意味と言うよりも刺激を受けるという意味もあるだろうと思う。

 

質問4 : 卓がマリオネット2型を使っている。サブマスター、チェイス機能16チャンネルまでしか使えないが、ソフト面での変更ができないか。

 

回答4(佐伯) : マリオネットに関して詳しく申し上げられないが、マリオネットスターの方は、確かにサブマスターのページもあるし、エフェクトの方も99チャンネルというような形になっている。ただ、それがソフトを入れ替えるだけでそういう形ができるかどうかは、今後、確認してからお伝えしたい。

 

その他(高山) : 館を設計するときにこれからの明かりの考え方がどういうものなのか、これからの問題ではないか。そういう意味で館側が光、明かり、照明そのものの意味を光の文化として大きくとらえ直す必要があるのでないか。

演じるものをただ照らせばいい、効果あるものを開発すればいい、設置すればいい、容量を大きくすればいいという問題では無いというところに問題があるのでないか。

今一度、明かりの文化というものを考え直すべきでないか。光、照明というものを含めた文化が、もう少し基本的には思想、理念、文化みたいなものを問い直す時期ではないかと思う。

どこの市町村でも同じ様な照明器具が入るとどこでも同じく似たような物になり、ただ大きいか小さいか、設備に金がかかっているかだけの差になってくる。もっと違う面での、作り手側にも問題があるが、館そのものが違った発想を持っていかないと、これから21世紀というか次の時代を担っていけないのでないか。輸入される物だけでなく日本から光の文化を創っていく、現場からも創り出すという発想が必要かと思う。

 

 

 

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