野党は野党で、たれこみだけを頼りに、脈絡もなく非難するだけ。体系的に勉強しているのは共産党ぐらいでしょうね。
C そうすると、先ほどおっしゃったように、外部からどのくらい霞が関から聞くか聞かないかは置いておいたとしても、少なくとも外部の、そこが独立できるかどうかお金の問題と絡みますけれども、そこがいつもそれをチェックしていくことが、ある意味では市民側が…。
田中 我が東京財団も含めて、シンクタンクが成長することが大事だと。
C そういうことが必要だということを市民ができるだけ声を上げていって、新聞社の人たちも記者の人たちも言いながら、それを絶え間なく続けていくことが責任を取らせることの、また、市民側の責任でもあるわけですね。
田中 そうだと思います。ただ、やり方が週刊誌、雑誌でも飛び跳ねたことを言わないと国民が目を向けない。このごろは学者まで飛び跳ねたことを言うでしょう。役所のほうも、どうせ相手にしたってしようがないということで、要するに双方が不信になっている。役所の審議会に入ると、今度は逆に、べったりそっちに行ってしまう。
A この内容というのはどの程度、例えばインターネットに載ったり、司会の方はどういうふうにとらえたのか知りませんけれども、だれもがすぐにアクセスできるような仕組みになっているんですか。
田中 法案は載っております。
A これは載っているんですか。
田中 はい。さらに、地方分権推進一括法についてはCD-ROMを自治省に言えばいくらでも。
A 自治省のどこに言えば?
田中 行政局行政課ですね。
A それはCD-ROMでもらわないとないわけですか。
田中 少ししか印刷していません。だから、CD-ROMを。
A どこかのホームページとか、例えば、国会図書館とかにアクセスすれば…。
田中 開いておるはずです。私は、CD-ROMを持っていますから。
A 全部出てくるわけですか。
田中 出てきます、法案は。今は法案は大概みんな…。