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インドネシア、タイ、韓国のプログラムの特徴

 

(1)頻繁にかつ大幅な予測の修正(経済成長率、インフレ率、為替レート)

←危機の深刻化に対する予測の誤り、楽観的な見解

 

(2)ソシアル・セイフテイネットに対する考慮(SBでは例外的)

→財政政策の緩和

 

(3)為替レートの安定化を最優先、金利の低下は二次的

 

(4)包括的な構造改革(SBでは例外的)

-- 金融部門と企業部門の改革

-- 競争政策と統治政策

-- 貿易改革

-- 社会政策

 

(5)パーフォーマンス・クライテリア(PC)の強化

-- 中銀のNDAの上限とRの下限をPC+HMの上限をIT(3カ国)

-- 財政赤字の下限をPC(3カ国)

←全銀行部門またはCBのNDAをPC

-- 公共部門による対外債務の上限と銀行部門による公共部門に対する融資の上限をPC(タイ)

 

 

 

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