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IMF体制の修正・改革

 

(国際金融システム安定化にむけての環境作り :

(1)情報の偏在の低減

(2)モニタ機能の強化

(3)危機に対する迅速で適切な対応と融資規模の拡大)

 

1. 資本取引規制に関するガイドラインの作成

・チリ 対 マレーシア

・IMF協定の改定

 

2. 危機に対して早急な対応

・プログラムの合意と融資の合意の時期を分離

・プログラムの内容をより多くの直接関係者を含めて協議

 

3. 金融機関の健全性を促進

・正確なデータの収集と作成

・情報の開示と中銀のモニター

・バランスシートの健全化

・プルーデンシャル規制の強化

 

4. 財政政策の透明性を促進

・同一の基準にもとづくデータの収集と情報の開示

 

5. IMFの融資額の拡大

・NABの拡大

・債券の発行

・他の国際機関との協力

 

6. 世界銀行との協調体制の促進

・国際機関の再編成

・SB/EFFとSAF/ESAFとのプログラム内容の区別の撤廃

・経済調整政策に対するコンセンサスの形成

 

7. サーベイランスの強化

・警告のシステム

・情報の公開

 

8. 民間部門との提携の強化

・金融機関との情報交換

・NGOとの接触(所得分配に配慮)

 

 

 

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