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B ほんとうのことを言えば、自衛で地球の裏側へ行ってもいいと思うんですよ。僕はね、そういう考え方なんです。世界第一のアメリカと第二の日本が、鉄壁の日米安保をつくって世界の平和はこれで確保する。だから僕は、自衛隊と北大西洋軍が大西洋で演習しろと大使の集まりで言っているわけですよね。日本の学者がそこまで言うかって。当たり前だと。(笑) 論理的に言えば。だって沖縄は、湾岸戦争の主要基地ですからね。現実はそうなんですよ。日米が世界平和を守るんですよ。

鈴木 B先生ぐらい勇ましいことを言えたら……。(笑)

B 僕はそう言っているのですが、それは1つの議論で。小沢さんは、前はそういう議論だったと思うんですよ。

鈴木 すりかえたと言われれば、反論せざるを得ない。

C ロジックを変えてしまったんですよね。

鈴木 西部劇で言えばね、自分の家に強盗が入ってきたときはやるよと。しかし、それ以外は保安官に頼むんだと。ところが保安官が、とんでもない悪者が来て悪いことをして逃げていると。おれ1人ではいけないからって臨時保安官制度があるじゃないですか。そのときは、行くというわけですよ。だけど、常時保安官補か何かで保安官の詰所に入るのはだめだと言っているのですが、B先生は、常時入ってアメリカという保安官と日本という保安官で、常時、平和を保てと、こういうわけですね。

B そうです。それは、自分の民主主義に自信を持てばですね。

鈴木 我々自由党が言っているのは、それはだめで、保安官がおれ1人の手に負えないというときに、町中の男のやつが協力する。そのときは協力しなきゃだめだと。それを前回はお金だけ出して、ついていかなかったらだめだと。

B 町内会の規約が、今、ほとんど色あせているんですよね。

司会者 ダボスの会議で、加藤紘一さんが向こうに行かれたときにリー・クアンユーとやりまして、実は、これは経済の話ですけれども、何かあると、加藤さんは必ずWTOでやる、WTOでやるというふうに言われて、リー・クアンユーがものすごくチクチクと批判したんですね。そんなもん、実体があるのかと。

 

 

 

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