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APEC観光ワーキンググループ

APEC観光ワーキンググループは91年6月から活動を開始している。当グループでは、次の10項目について検討を行っている。(1)APEC域内における旅行と観光振興の経済的影響調査、(2)APEC域内の文化的・歴史的遺産の振興に関する研究、(3)APEC域内の観光職業技能基準検定、(4)APEC域内の外客用標示の標準化、(5)観光情報のデータベース化、(6)APEC域内における観光振興に対する障壁の除去に関するプロジェクト、(7)APEC域内の青少年旅行、(8)持続可能な開発と地域社会の関連、(9)環境に配慮した宿泊施設、(10)アジアの通貨危機と諸問題。今後は、99年5月に第14回(メキシコ)、99年秋に第15回(フィリピン)に開催される予定である。

 

アジア海運フォーラム

アジア海運フォーラムは95年以来毎年1回開催され、アジア域内で共通する政策課題について域内の海運当局者が意見交換を行っている。同フォーラムは、世界海運におけるアジア地域の役割が重要になったことなどを背景に、日本の提唱により始まった。第1回からの参加国は日本、中国、香港、インドネシア、日本、韓国、マレーシア、シンガポール、タイの8ヶ国で、第4回からブルネイが加わっている。98年の第4回フォーラムはシンガポールで開催され、WTO海運自由化交渉に向けて、メンバー国が連携して取り組みを行っていくことで、各国が合意している。99年の第5回フォーラムは中国で開催される予定。

 

 

 

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