ランドツアーはオセアニアですから、たぶんオーストラリアかニュージーランドだと思うのですが、やはり先ほど申し上げたように年配の方も多いので、つい船のほうのご案内としては、頭には大きな帽子を被ってください。靴は履き慣れた靴を履いてください。直射日光が強いですから長袖を着てください。「ください、ください、ください」と言うと、いまお客様がおっしゃったように、「何だこれは」というスタイルになってしまうかもしれません。
私はランドツアーに行かれる服装までは個人的なご事情もあるでしょうし、そこまでは私のほうは注意したことはありません。ただ靴を履いていただきたい。履き慣れた靴を履いてください。ハイヒールは駄目です。帽子は被っていただいたほうがいいです。長袖のほうがいいですというようなご注意はしています。そんなところでよろしいですか。
質問 Tシャツでよれよれの格好で一緒にお座りになる。そういうことがあらかじめわかっているのでしたら、そういうようなことをやらないと、ちゃんとした格好をしていた人とそういうよれよれの方とチンドン屋みたいなのが一つのグループで行っている。
それは郵船クルーズが主催なさって、僕がいちばん気になったのは、アメリカ西海岸の5泊6日のときだったのですが、なぜ事前にホテルでお食事をなさるということをおっしゃらなかったのか。そういう格のホテルということをお客が知らなかったのかもしれませんが、ずいぶんほかのお客さんに対して恥ずかしいです。
野崎 陸上のホテルでということですね。これから担当のほうにも言っておきますが、陸上のホテルはどういうホテルでどういう食事になりますよと。いまおっしゃったのは5泊6日の西海岸の中抜けツアーですね。その場合にはやはり船から5日間の泊まりで出ていくので、それほどたくさんの洋服は持っていけないと思いますが、少なくともホテルのダイニングにTシャツで入るのは少し……。これはわれわれがご注意する前の話ではないかという気がしますが。
質問 ツアーコンダクターが割合簡単に「いいですよ」とおっしゃったから……。
野崎 わかりました。ありがとうございます。
質問 私は仕事の関係で“飛鳥”で仕事をさせていただいている者です。今回、東南アジアのシンガポールの船籍のクルー客船がエンジンルームから火災を起こし沈没しましたが、そのときのキャプテンの対応が、お客さんをデッキに集めるためにバーベキューパーティーを開くというようなことで集めたようですが、あのような管理は実際は普通考えられるものでしょうか。沈没の原因があのようなものということは簡単に考えられるものなのでしょうか。